コラム


高気密高断熱住宅で健康的な生活:アレルギーやカビ対策をご紹介

高気密高断熱住宅では、アレルギー症状が抑えられることやカビ対策にもなり、健康的な生活が送れると言われています。
どうして高気密高断熱住宅がアレルギー対策やカビ対策になるのか、スーパーウォール工法の家を事例に理由を見ていきましょう。
高気密高断熱住宅で健康的な生活が送れる理由
高気密高断熱住宅を実現してくれるスーパーウォール工法の家は、24時間換気システムとセットで建築されます。
24時間換気システムはマンションや一般的な住宅でも導入することができますが、スーパーウォール工法の家は一般的な木造住宅と異なり気密性が高いので、計画通りの換気ができるのが強みです。
一般的な木造住宅のような気密性が低い住宅では、窓や壁の隙間から外気が侵入してしまい、空気の流れにムラができます。
そのため、住まい全体の空気を隅々まで入れ替えることが困難です。
これに対して、スーパーウォール工法の高気密高断熱住宅では、外気の侵入が抑えられるので、全体の計画的な換気が行え、空気の淀みを少なくできます。
暮らす方の健康を害するカビやダニ、建物の健康にも影響を与えるカビは、空気のよどみによっても発生すると言われています。
計画換気システムの採用により、空気のよどみが少なくなり、カビやダニの繁殖を抑えることが可能です。
また、優れた気密構造で隙間をハガキ1枚分程度に抑えることができるため、外気とともに侵入してくるほこりや花粉などを防ぐことができ、ハウスダストによるアレルギーや花粉症などの予防や緩和にも役立ちます。
アレルギーやカビ対策として高性能な換気システムを
計画換気システムとして、給排気を機械で行う第1種換気と、排気のみを機械で行う第3種換気に大きく大別できます。
スーパーウォール工法の家では、熱ロスが少なく効率的な第1種熱交換型のダクト式換気システム「ECOAIR90」の導入が推奨されています。
一般的な換気システムは温度だけを交換し、湿度は交換しない顕熱交換型ですが、ECOAIRは日本の高温多湿な夏と乾燥が激しい冬に対応できるよう、湿度も回収する全熱交換型です。
温度だけでなく湿度も交換するため、夏場の湿気や冬場の過乾燥を抑えて家中を快適にしてくれるので、健康的な生活を送るのをサポートしてくれます。
さらに、ECOAIR90は高性能フィルターに銀チタン化合物を配合しているため、PM2.5や花粉、カビの胞子、黄砂といった2.0µmの微小粒子、空気汚染物質を90%以上カットしてくれ、アレルギー対策に役立ちます。
まとめ
スーパーウォール工法の高気密高断熱住宅は、カビの発生を抑え、花粉やハウスダストなどのアレルゲン物質の侵入を抑えることができるので、健康的な生活を送ることをサポートしてくれます。