コラム


シロアリ被害を防ぐ!費用対効果の高い5つの対策

シロアリは、住宅の木材を食い散らしてしまう恐ろしい害虫です。
被害に気づかず放置すれば、木材が駆逐し、家が弱ってしまいます。
シロアリ被害を防ぐ、費用対効果の高い5つの対策を見ていきましょう。
予防が大切
シロアリ被害を最小限に抑えるためには、発生してからの駆除よりも、発生させないよう予防することが重要です。
基礎の下や壁の中の柱に繁殖したシロアリを駆除するのは手間もかかり費用もかかるため、事前予防のほうが費用対効果が高いためです。
主な予防対策を4つご紹介します。
・土壌処理
シロアリは地中を通って床下などから侵入してくるので、建築前の土壌や建築後の住宅周りに防蟻剤を散布する方法です。
・木材処理
シロアリは木材を食べる害虫なので、建材にあらかじめ防蟻処理を施す方法です。
木材表面に薬剤を吹き付ける方法や刷毛などで塗布する方法、薬液を加圧注入する方法などがあります。
・ベタ基礎+通気口
基礎工事の工法にもいろいろありますが、シロアリ対策としては、ベタ基礎にすると地面が隙間なくコンクリートで埋まるので、シロアリの侵入を防ぎやすくなります。
ただし、湿気が溜まることや経年劣化によって侵入するリスクはあります。
シロアリは湿気を好み、乾燥を嫌うので、基礎内にファンや通気口を設けて風を送るのがおすすめです。
・薬剤処理
薬剤を使う方法にもさまざまな工法があります。
バリア工法は、床下全体に薬剤を撒く方法で、床下にパイプを入れ、薬剤を直接注入する施工法を採るケースが多いです。
ただし、バリア工法では即効性が高い薬剤が用いられ、床下に薬剤が広がるので、人体や環境への影響を気にする方も少なくありません。
ベイト工法は、薬剤入りの毒餌を住宅周辺の土中に設置し、シロアリがそれを巣に持ち帰ることで巣ごと全滅させようという方法です。
ベイト工法はシロアリのみに効くので人体や環境には優しいですが、バリア工法よりコストが高いので、費用対効果の面ではバリア工法が有利です。
スーパーウォール工法の住宅にする
5つ目の対策としては、注文住宅を高気密高断熱で換気性能に優れたスーパーウォール工法の住宅にすることが挙げられます。
結露が発生しにくく、湿度を最適な状態にコントロールでき、シロアリが発生しにくい環境をキープできます。
シロアリ対策に加えて、年間を通じて快適な温度環境が手に入り、光熱費の節約効果なども期待できるので、費用対効果も高いです。
まとめ
シロアリ被害を防ぐ、費用対効果の高い5つの対策として土壌処理や木材処理、ベタ基礎+通気口や薬剤による予防策、スーパーウォール工法の住宅をご紹介しました。